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ピルの種類と特徴を徹底解説!自分に合ったピルを見つけよう!

 

 

ピルを服用したい、種類がたくさんあってよくわからない……

低用量ピルと中用量ピルの違いってなに?

どうやって自分に合ったピルを見つけたらいいんだろう?

 

ピルの服用を考える女性は、年々増加しています。最近では、オンラインで処方してもらえることもでき以前より手に入りやすくなりました。

しかし、いざ試そうとしても種類が多すぎて、なにを使ったらいいのかわからないとの声もあります。

そこで、この記事ではピルの種類や特徴について徹底解説していきます。

ピルを服用したいけど、種類が多くてなにを飲めばいいかわからない方は、ぜひ本記事を最後までご覧いただき参考にしてください。

ピルの種類|低用量と中用量

ピルにはさまざまな種類があるため、初めて利用する際はどれを選択したらいいのか悩む方も多いでしょう。

ピルには「低用量ピル」と「中用量ピル」の2種類があります。

低用量ピルと中用量ピルの違いや、どのような特徴があるのかについて詳しく見ていきましょう。

大きな違いは含まれているホルモン量の違い

低用量ピルと中用量ピルの大きな違いは、ホルモン含有量の違いです。   

低用量ピルにも中用量ピルにも、以下のホルモンが含まれています。

 

  • 卵胞ホルモン(エストロゲン)
  • 黄体ホルモン(プロゲスチン)

 

どのピルも黄体ホルモンの含有量は同じですが、卵胞ホルモンが含まれる量が違うため、卵胞ホルモンの含有量によって種類が異なってきます。

中用量ピルだと、1錠あたりの卵胞ホルモンが0.05㎎以上含まれていて、低用量はそれより少ない量の配合です。

どちらのピルも、避妊や月経の問題に悩んだ時に使うことは変わりません。

低用量ピルの特徴

低用量ピルは、通常の避妊や月経に関わる症状、ニキビなどの肌荒れ改善を目的に服用されます。

中容量ピルより、黄体ホルモンの含有量が少ないため、副作用が少ないのがメリットです。

しかし、飲み忘れた場合は効果が弱まりやすいというデメリットもあるので覚えておきましょう。 

最近では、卵胞ホルモンの量をさらに少なくした「超低用量ピル」もあるので、気になる人は医師に相談して自分に合うものを選ぶといいでしょう。

中用量ピルの特徴

中容量ピルは、緊急避妊薬や月経に関わる重度の症状の改善に服用されることが多いです。

低用量ピルと比べて、早くて高い効果が期待でき、飲み忘れに強いというメリットがあります。

しかし、個人差がありますが吐き気や嘔吐、むくみ、肌の痒みなどの副作用が出る可能性が高くなります。あまりにも酷い場合は、吐き気止めや頭痛薬を併用しましょう。

また、中容量ピルは、妊娠の可能性がある、肝臓が悪い、ヘビースモーカーといった場合は服用できません。

低用量ピルの種類|それぞれの違い

現在は、医療機関でも低用量ピルを勧めることが一般的となってきましたが、低用量ピルにも成分の種類や特徴に違いがあります。

ここからは、低用量ピルの種類の違いについて、以下の3つの項目から解説します。

 

  • 自費診療と保険診療
  • ホルモンの配合量
  • プロゲステロンの種類

 

それぞれの特徴をしっかりと理解して、服用するピルを決める際の参考にしてください。

自費診療と保険診療

低用量ピルには「OC」と「LEP」の2種類あります。

「OC」とは、女性ホルモンの働きを利用した「避妊」を目的とした薬剤です。

副作用を少なくするために、ホルモンの量を低用量化していますが、正しく内服すれば高い確率で避妊ができると言われています。OCは、保険適用外で自費診療となります。

「LEP」とは、基本的にはOCと同様の成分の薬剤ですが「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療に使われる薬剤です。医師が、治療のために必要と判断した場合に処方されるので保険治療となります。

ホルモンの配合量

ホルモンの配合量により「一相性」か「三相性」のピルに分類されます。それぞれの違いは以下のとおりです。

 

  • 一相性

一相性だと、すべての期間でのホルモンの投与量が同じです。ホルモンの変動がなく体調の変化が起きにくいというメリットがあり、生理の期間をコントロールすることに長けています。

 

  • 三相性

三相性の場合は、1週間目、2週間目、3週間目で錠剤に含まれるホルモン量が異なり、段階的に量が増えていきます。三相性の方が自然なホルモン動態に近いため、不正出血になりにくいのが特徴です。

プロゲステロンの種類

黄体ホルモン(プロゲステロン)の種類によって、ピルは第1世代から第4世代の4つに分けられます。

OCとLEPの成分の違いや特徴は以下のとおりです。

 

世代

OC

LEP

特徴

第1世代

(ノルエチステロン)

・シンフェーズ

 

・フリウェルLD

・ルナベルLD

・生理痛が緩和される

・不正性器出血が起こりやすい

第2世代(レボノルゲストレル)

・トリキュラー

・アンジュ

・ジェミーナ

・血栓症のリスクが低い

・ニキビやむくみの副作用が高い

第3世代(デソゲストレル)

・マーベロン

・ファボワール

なし

・ニキビが抑えられ、不正性器出血も少ない

・血栓リスクは少し高い

第4世代(ドロスピレノン)

なし

・ヤーズ

・ヤーズフレックス

・ニキビや肌荒れ、PMSの改善に効果的

 

ピルの服用で改善したい症状によって最適なピルは異なってくるので、特徴を理解して医師と服用するピルを決めるようにしましょう。

まとめ|ピルの種類や特徴を理解して自分に合ったピルを服用しよう!

本記事では、ピルの種類と特徴を徹底解説してきました。

ピルには、ホルモン含有量の違いで低用量と中用量に分かれます。

低用量でも保険適用や自費治療など目的によって種類が変わってくるので、服用の際は医師に相談して自分に合ったピルを選ぶようにしましょう。

本記事を参考にして、自分に合ったピルを見つけて服用してください。

アモーレクリニック

本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。

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